聖夜の贈りもの -The snow magic of Christmas-
みの~れ住民劇団「演劇ファミリーMyu」オリジナルミュージカル
聖夜の贈りもの - The snow magic of Christmas – 2009年12月23日上演
作・演出 | 新井良和 |
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脚本監修 | Myu文芸部 |
音楽 | 畠井伸子、新井良和 |
振付 | 野手彩夏、廣木葵、本田香菜美、平賀栄美、 新井晴香、小村優香、木村麗 |
テクニカルディレクター・照明 | 川井昌幸 |
音響 | 阿部喜一(四季文化館) |
美術・道具・衣裳 | 廣木たみ子、小村こずえ、宙、 保護者のみなさん |
歌唱指導 | 畠井伸子、柴山真理子 |
照明操作 | 中泉陽子 |
照明フォロー | 小田部洋子、島田由子 |
音響操作 | 酒井和美、畠井伸子 |
舞台進行 | 斉藤裕子、皆川めぐみ |
演出部 | 中泉陽子、酒井和美、細谷聡希、皆川めぐみ |
キャストリーダー | 太田剛、野手利江、柴山真理子、廣木葵、 小村寛都 |
映像記録・編集 | 細谷光央、保護者のみなさん |
ホームページ宣伝 | 藤本隆幸 |
宣伝美術 | 宙&Makun(art minole:みの~れ支援隊) |
制作部 | 細谷明美、小村こずえ、野手利江、 皆川めぐみ、中本正樹 |
制作支援 | 原田啓司、沼田譲治(四季文化館) |
Special Thanks | リリー保育福祉専門学校さま、 塚田昭仁さま、 玉里保育園さま、 ルンビニー学園幼稚園さま、 光と風のステージプロジェクトさま |
企画・製作 | 演劇ファミリーMyu |
ごあいさつ(公演パンフレットより)
演劇ファミリーMyu代表:野手利江
大人でもサンタさんからプレゼントもらえるのかな?大人の皆様、どうでしょうか?私は今回このミュージカルに触れて、やっぱりサンタさんからプレゼントが欲しくなりました。
それには悪いことをしないように心がけなくてはいけませんし、信じなくてはいけません。
良い事の見定めができるように、勉強していかなければなりません。大人になると、少しずつ忘れてしまう大事な事を取り戻していきたいと、改めて考える作品となりました。
今作品では振付に中学生達が入っています。その点を大いにご評価いただければ、嬉しく思います。21世紀に入って、もう10年が経とうとしています。ご家族様でご鑑賞いただき、新年の幸につながっていきますように!
演劇ファミリーMyu 作・演出:新井良和
「世代」や「育成」という言葉が至るところで聞こえてくる現代。Myuも例外ではなく、僕の演出新規登用もそんな背景から生まれました。演出の話を頂いた時、それまでキャストとして関わっていただけの僕には未知の領域、頂上の見えない山をただただ見上げていた…そんな状態でした。
奮い立たせたのはMyuがずっと大切にしてきた絆そのもの。そんなファミリーの期待に応えたいという気持ち。やるからには新しい風を、より良い作品をイメージして、これまでのMyuでは成し得なかった舞台創りを目指したい。どうしたらMyuの良さを最大限に引き出し、輝かせられるのか?と突き詰めて出した答えが、これまでの音楽劇からミュージカルへの挑戦だったのです。そうして自身初となる脚本も執筆しました。
あれから8ヵ月…本公演を迎えた今日まで、正直僕にとって平坦な道などなかった。いや、Myu全体がそうであったと言えよう。今まで芝居中心に費やしてきた稽古時間が、ミュージカルになると歌、ダンス、芝居と3倍の稽古内容になる。限られた時間の中でいかに効率よく稽古を進められるかは常に真剣勝負だった。
この作品では、今までアンサンブルでの出演が多かった小学生にもしっかりとした役を与え、一から役作りを経験させる事で次世代に向けての底上げに努めたり、どの年代でも色々な分野に挑戦して吸収してもらおうと、年代関係なくダンスもふんだんに取り入れている。ミュージカルならではの、セリフを歌にして表現するシーンにも何人かのメインキャストが挑んでいるのも楽しみの一つ。舞台美術の方もMyuではお馴染みとなった『マザーズ&ファーザーズ』が更に本領発揮してくれて、稽古と同時進行で本当に長い時間をかけて創り上げてくれたセットや道具は「素晴らしい!」としか言いようがない、見どころ満載の内容となっている。
その中でも特筆すべきは、この作品に関わるほとんどのダンス振付を中学生キャストが担当した事。創作、指導、完成に至るまでの彼女達の苦悩は計り知れない。それでも諦めない前向きな姿勢と持ち前の明るさには、僕自身も沢山の勇気を与えられた。彼女達にとってもこの経験は大きい。幾度の壁を乗り越えて、華やかに今日の舞台で輝く笑顔に、心から称賛の拍手が贈られる事を僕は疑わない。
他にも、演出部に加わった中学生が誰よりも自分の役割に責任を持ち、常に稽古場に早く入って舞台進行に徹する姿はとても頼もしく、僕を含めて今回から新しい顔ぶれとなった演出部を見事に引っ張ってくれた事にも、感謝の気持ちを持って触れておきたい。
そんな様々な成長過程を経て本日披露させていただく作品が、『聖夜の贈りもの~The snow magic of Christmas~』です。
いくつになっても本当に大切なものはひとつ…という僕なりのメッセージも込められています。
観劇後、それぞれの想いで何かひとつを持ち帰って頂き、「家庭」という庭で花を咲かせられる事を信じています。
4月に森のホールで公演した『ウエディングロード』にて、『こぶけやきがないている』『わが家の天ぷら』に続いた“ありがとう三部作”が完結しました。
さぁ、ここからまた新しい時代の幕開けです。3年後の「みの~れ10周年」に向けたMyuの快進撃が始まります。
今後とも変わらぬご支援、ご声援の程宜しくお願いします。本日はご来場ありがとうございました。
カーテンコール
公演終了後の取材風景 -聞き手:茨城新聞学芸部 末武さん-
掲載日 平成29年3月16日
更新日 平成29年3月27日